第110章 嫉妬のエルヴィン

エルヴィン視点

レストランに足を踏み入れた瞬間、俺の目に飛び込んできたのはナタリーだった。

窓際の席。しかも――若い男と一緒にいる。

男はテーブル越しに身を乗り出し、開いたメニューを片手に、二人の顔をやけに近づけていた。水のグラスを彼女の口元まで運び、ナタリーが受け取ると、嬉しそうに笑う。

……ふざけるな。

俺は彼女の背後にあるテーブルへ座った。窓に背を向ける位置。向かいにはフレッチャーとコール。

「挨拶してくる――」

コールが立ち上がりかけたところで、フレッチャーが腕を掴んで引き戻した。

コールはフレッチャーを見て、それから俺を見る。たぶん俺の顔が相当ひどかったんだろう。コ...

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