第118章 ミアが私たちに薬を盛った

ナタリー視点

私たちは、あの赤いカイエンの後ろにつき、コールがずっと行きたがっていた田舎の住宅地へ入り込んだ。

車は私道のアスファルトへ折れ、三階建ての赤レンガの家の庭で止まる。コールは、雨風をしのげて、なおかつ家の様子が見える位置に車を寄せた。

窓越しに見えたのは、リリアンとスーザン・ルイスが出てくるところだった。運転手と、屈強なボディガードが一人、後ろにつく。

リリアンの表情は硬い。スーザンは落ち着かず、きょろきょろと周囲を見回していた。

二人は家へ入る。――それきり、出てこない。

私たちは車内で、苛立ちを噛み殺しながら待った。

ミアがバッグからミントタブレットの缶を取...

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