第15章 彼女に指一本でも触れたら、殺してやる

ナタリー視点

「おや、リリアン。どうして知ってるの?」私はわざと驚いたふりをした。

マーガレットとリリアンの顔色が、みるみるうちに真っ青になる。

私はリリアンへ一歩詰める。

「それともさ――昨夜、私が男どもに部屋へ放り込まれかけて、危うく凌辱されるところだったのは……あなたの手配だったってこと?」

「ち、違う!」リリアンが私を押しのけようとする。だが、私は腕を掴んで離さない。

「違うなら誰なのよ!」

リリアンの視線が、反射みたいにマーガレットへ泳いだ。

レヴィの視線も、同じ軌道をなぞる。母親に焦点が合った瞬間――レヴィの顔が、墨を流したように暗くなる。

レヴィがこちらへ歩み寄...

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