第20章 エルヴィンの特別補佐になる

ナタリー視点

彼の目にあったのは、欲でも渇望でもなかった。あるのはただ、ひたすらに純粋な賞賛だけ。まるで腕利きの職人が、誰かの最高傑作を丹念に眺めるみたいに。

「君は賢い。粘り強い。しかも、こういう場に生まれつき向いている」

彼はかすかに口元を持ち上げた。

「今まで俺が見てきた何よりも、君にはこれが似合う」

胸の奥がきゅっと縮む。鼓動が速くなったからじゃない。見抜かれた、その衝撃に。

レヴィは私の従順さを好み、見た目を愛で、能力を利用した。

けれど一度だって、本当の意味で私を見たことはなかった。追いつめられたときにしか目を覚まさない、あの私を。

エルヴィンは、たった一晩でそこ...

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