第34章 俺の目の前で彼といちゃつくなんて!

ナタリー視点

そのときになって初めて、エルヴィンとフレッチャーがずっと部屋の中にいたのだと気づいた。

私は目を見開いた。あまりの屈辱に、言葉も出ない。

よりにもよって、上司にレヴィとのあの胸を引き裂くような口論を見られていたなんて――誘拐されるよりよほど最悪だ。

エルヴィンの前だと、レヴィはまるで別人だった。落ち着いていて、冷静で、少なくとも外から見ればそう見える。

彼はベッドサイドの棚へ向かい、お粥を取った。あんなふうに何事もなかったように顔を切り替えられるのが、どうにも気味が悪い。

レヴィが離れた隙に視線をやると、ソファに腰掛けたエルヴィンが目に入った。ぶわっと頬が熱くなる。...

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