第55章 秘密

マーガレット視点

深夜――私とヴィクターは、ナタリーが投稿したあの忌々しい動画を見終えたばかりだった。怒りは野火みたいに、私たちのあいだを一気に焼き広がっていく。

あの馬鹿どもは、肝心なことを忘れている。

ナタリーは、かつてアシュフォード・グループの上級管理責任者だった。もう退職しているとはいえ、社内システムへアクセスできる権限はいまだに残っている。

たとえこちらが権限をすべて剥奪したところで、グループ内にはあの女に忠実な部下も、気心の知れた仲間も大勢いる。

――実の息子であるレヴィでさえ、あの女のためなら扉を開けかねない。

震える指で、私は何度も何度もレヴィに電話をかけた。けれ...

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