第81章 鍵をかけるのは彼女じゃないの?

ナタリー視点

胸の奥が、ずしんと沈んだ。

ヘイリーにこれ以上しゃべらせる気はなかった。私は彼女の腕を掴んで玄関まで引きずっていき、そのまま外へ突き飛ばす。自分でも驚くほど冷え切った顔を作って。

「ウォースに伝えて。デイヴィス家は、あいつと縁を切る。……それから、あんたのことは自分で考えなさい」

その変化が伝わったのだろう。ヘイリーが、凍りついたみたいに動きを止めた。

我に返った彼女は、泣き落としで縋りついてくる。

「お姉ちゃん、お姉ちゃん……お願い、デイヴィスさんには言わないで——」

「出ていけ」

バンッ、とドアを閉める。こんな小さいくせに堕ちきった子の相手をしている暇はない...

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