第95章 悪魔夫人

ナタリー視点

娘のためなら、スーザン・ルイスはこの街でどんな邪悪な手段だって試す。

……占い師にまで縋るなんて。正気じゃない。

グラントはそこに気づき、それを足がかりに突破口を見つけた。点と点が、綺麗に繋がっていく。

私たちは四人で椅子を引き、テーブルを囲んでぴたりと円を作った。メモを素早く回すためだ。私はまず一行、書く。

秘書の口ぶりからして、グラントは今のところ無事。ただ、どこかがおかしい。胸の奥がざわついて仕方ない。

エルヴィンがその下に書き足す。

「先に彼女を見つける。安全確認」

私は頷き、短く返した。

「了解」

スーザン・ルイスが入ってくるのを座って待つ――それ...

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