第18章 なぜ私に希望を与えるのか

深沢承弦は目を覚ました瞬間、頭が割れそうに痛み、昨夜の出来事が少しずつ蘇ってきた。

末永言葉が――帰っていない。

彼は跳ね起きると服を替え、車のキーを掴んで外へ出ながら、言葉の番号に発信した。

……つながらない。

いや、違う。

ブロックされている。

胸の奥に、冷たいものが沈んだ。

すぐさま人を動かして捜索を命じ、自分は病院へ向かう。両親なら、何か知っているはずだ。

ところが事情を聞いた末永父の顔はみるみる険しくなり、今にも殴りかかってきそうな勢いで言った。

「まだ、あいつの居場所を聞く顔があるのか……」

末永父は指を突きつけ、声を震わせる。

「深沢承弦。うちの娘はこの三...

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