第27章 乱暴された

「証拠もないことを、勝手に決めつけるな」

林田咲子は冷ややかに笑った。

「深沢社長、本当に知らないんですか。それとも、知らないふりをしてるんですか? あのチンピラたちが何を言ってたか、警察から聞いてないんですか? どう見ても、言葉を狙った件でしょう」

深沢承弦は黙ったままだった。

その様子が、林田咲子の癇に障る。

「深沢承弦。あなたの力なら、ああいう下っ端の裏に誰がいるか調べるくらい、難しくも何ともないはずよね? なのに調べない。それって結局、あの温水って女をかばいたいだけじゃないの? 調べて本当にあの女だったら、切り捨てられないから?」

「咲子」

末永言葉が遮った。

「声、...

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