第38章

「温水真雲みたいなのって、見た目だけは派手なんだよね。中身がどれだけ腐ってるかなんて、いずれ必ずバレる」

林田咲子は言葉を見つめたまま、ふいに背筋を伸ばした。

「言葉。真面目に言うけどさ。深沢承弦のことばっか考えてないで、自分の将来もちゃんと考えなよ」

「SHのこと、忘れてない? 本社が無理なら、まず支社でもいいじゃん。それにジェシカ、ずっとあなたを引き抜きたがってたでしょ。海外留学して、ちゃんと研修受けてさ。あんたには才能があるんだから、無駄にしないで。恋愛のゴタゴタなんて放っときな」

「結局、自分が何を望んでるのか。それをはっきりさせるのが一番大事」

スマホがぶるぶると震えた。...

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