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拓海の視点

様子を見に行った絵馬が、すぐに不機嫌そうな顔で戻ってきて席にどかっと座った。

「料理、全部上の階に運ばれたんだってさ。注文し直したから、もう少し待ってて」

個室の中が静まり返る。

和也はコーヒーカップを手に持ったまま、微かに眉をひそめただけで何も言わない。

寧々はうつむき加減で、まるで何も聞こえていないかのようにページをめくり続けている。

俺は背もたれに寄りかかり、口角を上げて、思わず鼻で笑ってしまった。


一時間ほど経った頃、ドアが開いた。

里香が桜の手を引いて入ってくる。その後ろから、すでに眠ってしまった蓮を抱いた司が続いた。

蓮は司の肩に寄りかかり...

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