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里香の視点

画面のコードをじっと見つめ、キーボードに指を落とす。数行を消し、数行を書き足した。

先ほどの彼よりも速く。まるでピアノを弾くような手つきで。

修正を終え、ノートパソコンの向きを彼に戻す。

優吾は画面を見下ろしたまま、呆然としていた。

しばらくコードを凝視してから、ようやく顔を上げる。私を見る目は、先ほどとはまるで違っていた。

「あんた、コード書けるのか?」明らかな驚きが声に混じっている。「じゃあ、なんでわざわざ人を募集してるんだよ」

私は思わず吹き出し、問い返した。

「人間の手がそんなに器用なら、どうして道具を発明する必要があるの?」

優吾は一瞬きょとんとして、...

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