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里香の視点

司の視線が和也と私の間を軽く行き来し、やがて彼が口を開いた。

「今回の提携は極めて重要ですので、特別に白石さんをお招きしました。水原さん、構いませんね?」

和也はソファに腰を下ろし、手にしていたファイルケースをローテーブルに置きながら、平坦な声で答えた。

「もちろん、構いませんよ」

和也がファイルを開き、数部の資料を取り出してこちらへ差し出す。

司はそれを受け取り、数ページめくってから、微かに眉を動かした。

「水原グループで新たなプロジェクトを立ち上げました。アルツハイマー病、パーキンソン病、脳出血といった脳疾患を治療するデバイスの開発です。多方面の技術を統合し、脳...

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