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里香の視点

プロジェクトチームのドアが唐突に押し開かれ、私は顔を上げた。

枝実は入り口に立ち、腕を組んで僅かに顎をしゃくると、見下すような口調で言い放った。

「里香、ここで偉そうにふんぞり返らないでくれる」

オフィスが水を打ったように静まり返った。

そばにいた数人の技術スタッフは皆うつむき、誰一人として声を出さない。視界の端で、誰かがそっと顔を背けるのが見えた——誰もこの諍いに巻き込まれたくないのだ。

私は手元の資料をゆっくりと閉じ、椅子の背もたれに寄りかかって枝実を見上げた。

「天際創研があなたの従姉の名義になっているからって、ここで好き勝手できるとでも思っているの」

彼女...

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