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里香の視点

数日後の午後。

オフィスで書類に目を通していると、ノックの音がして薫が入ってきた。彼女は書類をデスクに置く。

「白石さん、天際創研の弁護士から連絡がありました。――寧々が契約解除に合意したそうです」

私はそれを受け取ってざっと目を通し、閉じて脇に置いた。

驚きもないし、特別な感情も湧かない。

「分かった」

薫は背を向けて出ていった。


翌朝、再び薫がノックして入ってきた。

「白石さん、新しい動きが」

彼女はスマホを差し出した。

「天際創研が天啓バイオと接触しています。どうやら提携の意向があるようです」

私はスマホを受け取り、視線を走らせた。

天啓...

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