第46話

里香の視点

数日が過ぎ、寧々の足がようやく治った。

愛実はすっかり機嫌を良くし、朝食の席でわざわざこう宣言した。

「寧々は今日の午後には出ていくわ。この間は本当にご苦労様だったわね。里香、これからの蓮のことはあなたに任せるわよ」

私はうつむいたままオートミールを口に運び、何も答えなかった。

隣に座る蓮は、あからさまに不満そうな顔をしている。

彼はスプーンを置き、唇を尖らせて尋ねた。

「なんで寧々は行っちゃうの? ずっとここに住んじゃダメなの?」

愛実が彼をちらりと見遣る。

「寧々には自分の家があるの。いつまでも人の家に住み着くわけにはいかないでしょう? 今日からママが毎日帰...

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