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里香の視点

週末の朝、日差しが心地いい。

カジュアルな服に着替えた。白いジャケットにライトブルーのデニム、髪は高めのポニーテールにまとめる。鏡をちらりと覗き込むと、普段より数歳は若返って見えた。

車を走らせて郊外の熱気球フライトエリアへ向かう。駐車場に車を停めきる前から、入口に立つ司と桜の姿が遠目に見えた。

桜は背伸びをしてこちらを窺っていたが、車が停まるやいなや駆け出し、私の脚にぎゅっとしがみついてきた。

「白石さん! やっと来た! ずっと待ってたんだよ!」

私はしゃがみ込み、興奮で赤く染まった小さな顔を見つめる。自然と口角が上がった。

「いっぱい待った?」

「ううん、ほん...

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