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里香の視点

部屋に短い沈黙が落ちた。

和也は私を見つめているが、その深い瞳から感情は読み取れない。

長い沈黙の末、彼は口を開いた。

「また今度にしよう」

また、その言葉。

私は彼を見つめ、微かに眉をひそめたが、それ以上は追及せず、俯いてスープを飲み続けた。

スープはまだ温かく、口に含むと少し塩気があった。

一匙ずつ飲み干し、空になった器をナイトテーブルに置く。ベッドの端にしばらく腰掛け、窓から差し込む陽光を見つめてから、立ち上がって洗面所へ向かった。

鏡に映る顔色はまだ優れないが、瞳ははっきりとしている。鏡の中の自分を数秒見つめ、着替えを始めた。

一階へ降りると、ダイニン...

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