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里香の視点

小阪と踊り終え、彼に礼を言ってから休憩エリアに戻って腰を下ろした。

ふとダンスフロアの端に視線が向く。――小阪が別の方向へ歩いていき、その途中で寧々に手を差し出し、ダンスに誘っていた。

私は視線を外し、水を一口飲んだ。

パーティーがお開きになり始め、司と入り口で別れてから、車に乗り込んで研究室へ戻った。

数日間ぶっ通しで働き、今日ようやくあの論文の最終稿を提出し終え、データの処理も片付いた。椅子の背もたれに寄りかかり、目を閉じる。頭の中は真っ白で、ただ静寂だけが広がっていた。

スマホが鳴った。

司からだった。

「寧々が光吉家の人間を何人か連れてきた」

彼の声には...

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