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里香の視点

翌朝早く、私は千佐と竜平を連れて出発した。

二人はそれぞれ小さなリュックを背負って私の後ろを歩き、その顔には隠しきれない興奮が浮かんでいた。

空港に着くと、すでに司が桜を連れて搭乗待合エリアで待っていた。

今日の桜は赤いダウンジャケットを着て、髪を二つ結びにしている。私を見るなり、すぐに駆け寄ってきた。

「白石さん!」

私はしゃがみ込んで彼女を受け止めた。桜は私の頬にキスをしてから、不思議そうに小首を傾げ、私の後ろにいる二人の子どもをまじまじと見つめた。

「白石さん、この人たちだぁれ?」

「こっちは千佐で、こっちは竜平。私のいとこよ」

桜はすぐに愛くるしい声で挨...

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