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憲弘の視点

水曜日の午後、俺は水原グループの地下駐車場に車を停めた。

今日は午後から、和也とプロジェクト提携の打ち合わせが入っている。

オフィスエリアの廊下を抜けると、向かいの会議室のドアがちょうど開いており、中から見覚えのある姿が現れた。

「石川さん?」

俺は思わず足を止め、無意識のうちに視線が少しだけ熱を帯びた。

寧々も当然こちらに気づき、口元に笑みを浮かべて軽い調子で声をかけてきた。

「里川さん、打ち合わせですか?」

「ええ、前から約束していて」

俺は彼女の手元にある資料に視線を落とした。

「プロジェクトのほうは順調ですか?」

「ええ、悪くないわ。着実に進んでいる...

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