第119章 二人の冷戦

「まだパーティーか? 城田はどうした。今夜こそ絶対に城田景行を落とせると言っていたじゃないか」

「もう、その話はしないで!」

湯川美咲はその話題が出た途端、露骨に不機嫌な声を上げた。

彼女は刺々しい口調で、不満をまくし立てる。

「全部、湯川優のせいよ! あいつさえいなければ、今日こそ上手くいってたのに。優があたしの言う通りにしなかったから、計画が全部パーになったんじゃない」

湯川美咲は矢継ぎ早にまくし立て、責任をすべて湯川優に押し付けようとした。

「じゃあ、お前は何もしてないのか?」

湯川重義は信じられないといった様子で声を荒らげる。

「何もできなかったのよ。城田にかすりもし...

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