第122章 コールガールと誤解される

「えっ? 君、新人の子じゃないの?」

 受付の女性は呆気に取られた様子で、湯川優の正体を測りかねていた。

「違います。個人的な用事で、海永監督にお会いしたいのですが」

「本当に社員じゃないんですか? じゃあ、警備員はどうして通したんです?」

 受付嬢は驚きを隠せない。

「さあ……正面から入ってきただけで、誰も止める人はいませんでしたし」

 湯川優は苦笑交じりに答えた。

 どうりで先ほど、警備員が彼女を一瞥しただけで通してくれたわけだ。てっきり会社の新入社員だと勘違いされていたらしい。

「そういうことなら……監督とのアポイントはありますか? 今、海永監督が社にいらっしゃるかどう...

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