第130章 全員一掃

「おい、退け」

湯川優は彼の動きが止まったのを見て、ようやく良心が痛んだのかと思った。彼に身を引くよう促す。万が一、こんな時間に誰かが入ってきて見られたらどうするつもりなのか。

「退け、だと?」

城田景行の瞳が暗く沈む。その幽玄な双眸には欲情の炎が揺らめき、危険な色気が漂っていた。

彼は口角を吊り上げると、体勢を維持したまま片手で携帯を取り出し、秘書に電話をかけた。

「三分やる。社員を全員退社させろ。監視カメラもすべて切れ。三分後に一人でも残っていたら、人事部へ行って退職手続きをしてこい」

城田景行は冷酷に告げると、一方的に電話を切った。

電話を受けた秘書は、冷や汗が背中を伝う...

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