第289章 彼も病気になった

己の体力を過信していた城田景行は、湯川優の忠告など意に介していなかった。

冷水から上がった後、食事も摂らずにそのまま会議へと直行した。午前中いっぱいの会議を終え、空腹を覚えた頃には、時すでに遅しだった。

ふと額に手を当てると、火のように熱い。

彼は自嘲気味に笑みを漏らした。結局、熱を出してしまったらしい。

ここ最近、まともな休息をとれておらず、すでに体調は最悪だった。その上、あの夜は病院で氷を使って自分の体を冷やし、優の熱を下げようとした。さらに昨夜は、込み上げる情欲を抑え込むため、一晩中冷水に浸かっていたのだ。

いかに頑健な肉体であろうと、これでは悲鳴を上げて当然である。

ボス...

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