第319章 本心を打ち明けた

「嫌なら無理しなくていいです」

湯川優は慌てて口を開いた。

それを聞いた城田景行は、すぐに焦った様子で弁解した。

「そういう意味じゃない。ただ、ちょっと信じられなくてな」

湯川優は唇を噛み締め、城田景行の目を見つめながら説明した。

「絶対に引き留めるってわけじゃ……もう、好きにしてください。泊まりたいなら泊まればいいです、どうせ客室も空いてますから」

自分は本当に嘘をつくのが下手だと、湯川優は痛感していた。嘘を口にした途端、頭の中が泥のようにドロドロになってしまうのだ。

まさか『あなたを引き留めたのは、明日誕生日を祝うためだ』なんて、彼に直接言えるはずもない。

そもそも城田景...

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