第396章 暇でカビが生える

湯川優は病院で三日間入院していた。毎日、ベッドに寝転んでいるだけ。退屈で仕方がない。

城田景行は、トイレに行くとき以外、床に降りることすら許さなかった。さすがに、湯川優も限界だ。

その朝。目を開けた湯川優は、白くのっぺりした天井を、面白みもなく見つめた。

どう言えば、城田景行は外に出ることを許してくれるんだろう。

外の陽射しは、きっと綺麗で、気持ちいいのに。

なのに自分は、この狭い病室に閉じ込められたまま。暇すぎて、キノコでも生えそうだった。

城田景行が食事を提げて入ってくる。険しい顔でこちらを見ている湯川優に気づくと、彼はすぐに尋ねた。

「どうした。具合でも悪いのか? 医者呼...

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