第402章 沖川葉実に邪念が芽生える

「私はおばあさまのこと、心から信頼しています。おばあさまの厳しい目があったからこそ、城田グループはここまで来られた。だから脱税なんて、あり得ません」

湯川優は真面目な顔でそう言い切った。

城田お婆様は長らく第一線から退いている。それでも威光は揺らがない。

もし城田グループに不正があったなら、それは組織が根っこから腐っているという証明だ。

お婆様が、そんなことを許すはずがない。

松本佳木は小さくうなずいて彼女の意図を汲み取ると、リモコンを手に取り、最近始まったドラマへとチャンネルを合わせた。

「もう、考えすぎ。城田景行がちゃんと片づけるって。だってさ、本物は火にくべても揺るがないで...

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