第441章 城田景行、私はあなたが好きです

城田景行は、その光景を目にした瞬間、全身が凍りついたように動けなくなった。身体の反応も、胸の奥で渦巻く感情も――必死に押し殺して。

見入ってしまっていた。どれほどの時間が経ったのか、自分でもわからない。

湯川優がくるりと身を翻し、バスローブを取ろうとして――ドア口に立つ男の存在に気づいた。双眸が揺れ、次の瞬間にはさっと浴袍を掴んで身にまとい、隠すように襟元を押さえる。

「どうしてノックもせずに入ってくるんですか」

その声で、ようやく城田景行の意識が現実に戻った。彼女が慌ただしく着衣を整える様子を見つめ、眉を寄せたまま低く言う。

「何度も呼んだし、ノックもした。けど返事がなかった……...

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