第447章 離婚を公表しよう

湯川優は俯いて覚を見つめた。そうだ、この子は本当に城田景行と同じ型から抜いたみたいな顔をしている。

「それって、私のことが好きだから、ついでに子どもまで可愛く見えてるってやつですか?」

湯川優が冗談めかして言うと、

笠羽奥様は笑って返した。

「私が言ってるのはぜんぶ本当よ。覚はほんとに整った顔立ちだもの。大きくなったら、女の子たちの視線をさらうわよ」

その場の空気がふっとほどけ、みんなもつられて笑った。

――けれど湯川優だけが、何かを思い出したみたいに一瞬だけ間を置き、淡々と言った。

「……ただ、ひとりをずっと大事にできる子に育ってほしいです」

その言葉に、笠羽グループ夫婦以...

ログインして続きを読む