第450章 謝りたい

湯川優は、べつにそうは思わなかった。

松本佳木が言う。

「離婚の話、けっこう前から出てたよね? それなのに、なんで急にあの人が承諾したの? 本当に、あなたがあのタイミングで言い出したからってだけ? でも、あなたのほうがあの人を分かってるでしょ。ああいう男って、自分がその気じゃなきゃ誰にも決めさせない。……だから、あなたがあんなふうになってるのを見て、放っておけなかったんじゃないの?」

――私を、心配して?

湯川優は目を細め、淡々とした顔のまま返した。

「あなたこそ、お昼食べてなくて目が回ってるんじゃない?」

これ以上この話を続けたくなくて、湯川優は立ち上がり、そのまま部屋へ戻ろう...

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