第126章

深夜のレッドストーン病院。

薄暗い廊下には、ナースステーションのパソコンのモニターから漏れる青白い光だけが浮かび上がっている。

愛梨は更衣室の隅に身を潜め、スマホを握りしめていた。

画面には、先ほど高木愛美が投稿したばかりのタイムラインが表示されている。

真っ暗な部屋の写真に、「もう精神的に限界」という短い一文が添えられていた。

その文字を見つめる愛梨の口元が、意地悪く歪む。彼女はすかさずスクリーンショットを撮り、南川茜へと送信した。

数秒後、スマホが短く震えた。

南川茜からの即答だった。

『好機ね。今夜も計画通りに。あの女さえ潰せば、残金はすぐに振り込むわ』

画面に浮かぶ約束の言...

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