第18章 突発的な出来事、すべて彼のせい

まだ家に着く前に、さくらは眠ってしまった。

車を停めると、坂下直樹が近づいてきて、娘を抱き取り、そのまま彼女の部屋まで連れて行った。

私は子供の寝かしつけを終え、お風呂に入ろうとした。

坂下直樹の携帯電話が時々鳴り、彼はちらっと見てから切っていた。どうも落ち着かない様子で、私にはわかっていた。私の前では電話に出ないつもりなのだ。

パジャマを取りながら、ついでに携帯も持ってバスルームに入った。湯を張り始めてから...バスルームのドアを少しだけ開けて、外の様子をうかがった。

案の定、坂下直樹が電話で話しているのが聞こえた。

こんなにこそこそしている彼を見るのは初めてだった。

私は伊...

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