第22章

お嬢様たちはみな腰を抜かしたように固まり、我先にと主卓から離れていく。もう二度と近寄りたくない、という顔だった。

鈴木美由紀は気まずそうに唇を噛み、言い訳めいた声を絞り出す。

「貞也、私……」

「お前がどんな連中とつるもうが、俺の知ったことじゃない。だが涼を悪く染めるな」

さらに長川貞也は視線を橋野悠希へ移した。

「お前も大人しくしてろ。今日、余計な騒ぎを起こすな」

橋野悠希はむっと頬を膨らませ、ぷいとそっぽを向いて席に戻る。返事はしない。

(鈴木美由紀がロクでもないのは確かだけど……「芝居を最後までやり切る」ために、ここまで露骨に切り捨てる? ほんとクズ)

(涼、かわいそう...

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