第248章

 水原千尋はすぐには受け取ろうとせず、顔を上げて水原玲を見つめた。まるで、もらってもいいのかと目で問いかけているようだ。

 水原玲はふわりと微笑む。

「もらっておきなさい」

 その言葉を聞いて、少女はようやくお菓子を手に取り、高塚礼佳にむけてとびきり愛らしい笑顔を咲かせた。

「ありがとう、おばさん!」

 高塚礼佳は感激のあまり、もう少しで泣き出すところだった。なんて美少女なんだろう。どうしてこの子が自分の娘じゃないの?

 思わず結婚して子供を産みたいという衝動に駆られるほどだ。

 その様子を見ていたBチームのメンバーたちも、次々と自分のおやつを手に集まってきた。みんな、この愛ら...

ログインして続きを読む