第372章

頑として譲らない態度。

水原玲は、ぎゅっと唇を噛みしめた。

彼の言う通りだ。彼という存在に比べれば、自分など塵にも等しい。彼に抗う力など、今の私にはないのだ。

当初、真実を告げられなかったのも、こうした事態になることを恐れていたからだ。

それなのに、結局は恐れていた通りの結末を招いてしまった……。

どうすればいいの?

どうすれば、愛する二人の子供を取り戻せるの?

すぐ近く、病室のドアの陰には、三人の人影があった。彼らは最初から最後まで、二人の会話を聞いていたのだ。

石川おじいさんは、孫のあまりの物言いに卒倒しそうになっていた。口の中でぶつぶつと罵り続けている。「馬鹿者め、馬鹿...

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