第226章

「奴の場所はどこだ?」

 鈴木健太「奇遇だな。中川だ。マップは科学館を指している」

 高橋隆一は両拳をぐっと握りしめた。

「このマップは常に確認できるのか?」

 鈴木健太は頷いた。

「システムを落とさない限り、この画面で常に相手の足取りを追える」

 高橋隆一は何かを思いついたように、鈴木健太からノートパソコンを奪い取った。

「借りるぞ」

 彼はパソコンを抱えて車に戻り、エンジンを掛けて科学館へと向かう。道中、数件の電話を入れた。二十分ほどで到着すると、すでに中村政が数人のボディガードを連れて入り口前で待機していた。

「高橋社長、奴は本当に科学館に?」

 中村政は興味深そう...

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