第143章 学校を探す

娘が望むなら、たとえ空の星を取ってくれと言われたって、どうにかして叶えてやる。たかが学校だ。最悪、ほかを当たればいい。どこか一校くらい、受け入れてくれるところがあるはずだ。

小さな子の期待に満ちた表情を見て、森川汐里の眼差しは少しだけ柔らかくなる。

そう心を決め、汐里は娘の手を引いて病院を出た。

森川悦子のきらきらした視線を背に受けながら、汐里は悦子の資料を抱え、学校探しの旅に出る。

まず向かったのは、悦子が以前通っていた小学校だった。

できることなら、あの子をあちこち連れ回したくない。余計なことを耳に入れさせたくもない。

汐里は悦子を鈴木おばさんに預け、自分ひとりで校内へ入ると...

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