第14章

天宮徳臣は、銀針が打ち込まれた瞬間、全身の血が沸騰したかのような熱さを感じ、同時に骨を削ぎ落とされるような激痛に襲われた。

彼が歯を食いしばり、一言も発さないのを見て、早乙女珠妃は内心でその忍耐強さに感心した。

天宮徳臣の怪我は経絡の損傷によるものであり、完治させるにはまずその経絡を修復しなければならない。その過程で伴う痛みは、常人の耐えられるレベルを遥かに超えているのだ。

どれほどの時間が過ぎただろうか。天宮徳臣が痛みのあまり気を失いかけたその時、早乙女珠妃の声が聞こえた。

「終わったわ」

傍らで見守っていた坂東院長は、肩の荷が下りたように安堵の息を吐き、慌てて抜針の手伝いをした...

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