第162章

コーエンにとって、男という生き物は総じてろくなものではない。彼のミューズである女神に釣り合う男など、この世に一人として存在しないのだ!

彼の女神は、自分と共にファッション界の頂点へと駆け上がり、巨万の富を築き、そしてあまたのイケメンたちを侍らせてかしずかせるべき存在なのだ。

一人の男に縛られるなど言語道断。むしろ、すべての男が彼女のものになるべきである。

女神が指先一つで男を選り取り見取りにする、それこそがあるべき姿なのだ!

考えれば考えるほど腹が立ってきたコーエンは、荒い鼻息と共に屋内へ戻ると、不服そうに早乙女珠妃の隣にどさりと座り込んだ。

「アタシは認めないわよ!」

早乙女珠...

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