第223章

「いいえ、そういう意味じゃないんだ」

 宇野秀義は慌てて手を振って釈明する。それを見た早乙女珠妃が口を挟んだ。

「もういいわ。目が覚めたばかりなんだから、まずはゆっくり休んで。話はまた後でしましょう」

 宇野火恋は小さく「うん」と頷くと、視線を長島補佐へと移した。

「長島補佐、本当にありがとうございました。良くなったら、食事でもご馳走させてください」

「いえいえ、とんでもない。お気になさらず」

 長島補佐は顔を真っ赤にして、ブンブンと手を振る。

 その時、コーエンが歩み寄り、彼の肩を抱いて言った。

「受けるべきさ。君は命懸けで彼女を救ったんだからね。これからは火恋の命の恩人だ...

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