第4章

ケール視点

 その言葉は、氷のブレスを胸にまともに食らったかのような衝撃だった。

「今、何と言った?」

「エララ様が……」通信水晶越しに響くヴァンスの声は、ひび割れるように震えていた。「亡くなられました、ケール様」

 俺は握りしめた拳で水晶を粉砕した。背後でセリーヌが何か言ったが、耳には入らなかった。

 俺はすでに走り出していた。

 かつてないほどの速度で空を裂き、本邸へと飛翔した。

 氷牢の間の入り口には衛兵たちが群がっていた。俺が着地すると、彼らは皆一様に身をすくませた。

「ケール様、どうか、お気を確かに――」ヴァンスが一歩前に出た。

 彼が言い終わる前に、俺の拳がその...

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