第7章
エララ視点
護衛たちは、壊れた人形でも扱うかのように、彼女を暗闇の中から引きずり出してきた。
竜封じの鎖が、彼女の翼を背骨にべったりと縫い付けるように拘束している。口には沈黙の呪印が施され、全身は乾いた赤黒い血に覆われていた。一ヶ月に及ぶ尋問は、彼女から傲慢さという皮を完全に剥ぎ取っていた。身重だった私の腹に「氷骨の鞭」を容赦なく振り下ろしたあの女は、今や自力で立つことすらできない有様だった。
引きずり出されるなり、彼女は絶叫した。
「ケール兄! 助けて! お願いよ! わたし、死にたくない!」
彼女の惨状を目にした瞬間、ケールの表情が悲痛に歪んだ。
「ニーラ!」彼はたまら...
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