第19章 これでどう収拾をつける!

「保証金5億の没収だ!」

罰としては、これ以上ないほど重い。

桜井楓もようやく息を吹き返したのか、桜井智也の背後に付いて歩きながら、得意げな笑みを顔に戻していた。腕を組み、桜井結衣へざまあみろと言わんばかりの視線を投げる。まるで、警備員にみっともなく摘み出される結衣の姿が、もう見えているかのように。

――見栄張って。調子に乗って。今さらどう落とすつもりだよ。

視線が一斉に桜井結衣へ集まる。同情、嘲笑、好奇の混じった光。

けれど結衣は、相変わらず波ひとつ立たない顔をしていた。眉ひとつ動かさず、ただ淡々と桜井智也を見返すだけ。

その目が、智也の胸を理由もなく苛立たせる。すべてが掌の上...

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