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新谷結奈は反射的にスマホの画面をロックし、顔を上げた。入口には、菅田結花が高級仕立てのカジュアルウェアに身を包み、当然のように立っている。

菅田結花は上から下まで結奈を値踏みするように眺め、傲慢に言った。

「人違いかと思ったわ」

新谷結奈は表情ひとつ変えない。怒りの気配もないまま、淡々と返す。

「何かご用ですか」

自分は自分の仕事をするだけ。今の仕事は、コンビニの店員だ。

菅田結花はゆっくりと店内へ入ってきた。まるで一歩ごとに床の汚れを確認しているみたいに。

結奈の目の前で立ち止まり、顎を少し上げる。

「そんなにお金に困ってるの? なんでここで働いてるの。ここで一日いくら稼げ...

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