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山口拓也のスマホに、新谷結奈から緊急通報の通知が届いた。

彼はベッド脇でベルトを外している最中だった。浴室では新谷芽衣がシャワーを浴びていて、このあと二人で――熱く、激しく、溺れるつもりでいた。

そのとき、画面がぱっと点灯する。たった二分のあいだに、同じ通知が五件。

開いてみると、こう書かれていた。

『事故自動通報システムを検知しました。新谷結奈の推定位置が更新されました。あなたは新谷結奈の緊急連絡先に登録されているため、本通知を受信しています』

山口拓也は眉をひそめた。

――何だよ、結奈。事故? 交通事故?

事故は事故だろ。街じゃ毎日いくらでも起きてる。いちいち俺に送ってくる...

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