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新谷結奈は驚いたように目を上げ、藤井翼の奥行きのある眼差しとぶつかった。

周囲を見回し、病室の様子を確かめても、まだ信じきれない顔で言う。

「翼さん……病院で、私に付き添ってくれるの?」

藤井翼は真剣で、迷いのない口調だった。

「今夜は初日だ。状態を随時確認する」

胸の奥がじんわり温かくなる。自分に何かあっても、新谷家からは一本の電話すらなかったのに、藤井翼だけが奔走してくれて、今夜まで見張ってくれるなんて。

けれど、彼を無理に付き合わせたくはない。明日も仕事があるのに、病院ではまともに休めないだろう。

結奈は声を柔らげた。

「私、そんなに大したことないよ。夜もたぶん何も起き...

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