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新谷結奈は胸の奥がどくん、と跳ねた。振り返り、藤井翼を見る。

反射的に彼の腕をぎゅっと掴む。声が震えた。

「新谷芽衣……? 新谷芽衣なの?」

芽衣が、自分を殺そうとしている……?

前の人生ですら、こんなことは起きなかった。重ねたはずの時間がずれたせいで、芽衣の計画が前倒しになったのか。

藤井翼は、いつも澄んでいた結奈の瞳に赤い血走りが浮いているのを見て、胸がきゅっと痛んだ。

彼は断定を避け、柔らかく言う。

「結奈。信じろ。必ず黒幕を突き止める」

山口拓也は、まるで途方もない冗談でも聞いたみたいに鼻で笑った。

「はっ。藤井翼、適当なこと言うなよ! 芽衣がそんなことするわけない...

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