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新谷結奈は頬を押さえた。皮膚が火であぶられたみたいに、じんじんと焼けるように痛い。

新谷奈津子は意地の悪い顔をしている。平手打ちの勢いが強すぎて、自分の手のひらまで痛むのだろう、眉をひそめたまま吐き捨てた。

「新谷結奈、いい気になるな。わざわざ家族で見舞いに来てやったんだ。いい加減にしなさい。調子に乗ってると痛い目見るわよ」

結奈は歯を食いしばり、奈津子を睨み返す。

「あなたたちがここに来た目的、何? どうせメディアの前で仲良し家族を演じたいだけでしょ。みんなに、うちが特別円満だって勘違いさせるために」

新谷浩市がその言葉に顔を強張らせた。

「結奈。勘違いって何だ。俺たちは最初か...

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